①客観的で定量的ツールを使用する
a.クリフトンストレングス・テスト
以前はストレングスファインダーという名称で呼ばれていたツールである。
フォーチュン500社の90%以上が、クリフトンストレングスを活用し、強みに基づく人材開発の力を職場文化に取り込んでいる。
これまで世界中で2,000万人以上が使っている人気の自己分析方法だ。
数千円かかるのだが、自分自身についてメタ認知する上で役に立つツールだと考えられる。
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx
b.MATCH+
このテストはストレングスファインダーとは違い、マイナビに登録すると無料で使用することができる。
「CAB」「GAB」「玉手箱」の採用テストを作成している日本エス・エイチ・エル(SHL社)が作成したものだ。
日本の、特に就活において社会に認められているものであるから参考にするといいかもしれない。
c. MBTI(16 personalities)
ユング心理学に基づいたMBTIというツールだ。
このMBTIは主に20世紀に管理職において使われていた指標ですが、批判や反論も割と多い。使用の際にはその部分に気をつけて欲しいのだが、今でも一般的に使われる解析方法である。
16 personalities という一時期Twitterでバズったサイトで確認することができる。
https://www.16personalities.com/
②自分で定性的に行う
x.価値評定スケールを利用する
価値評定スケールとは、ミシシッピ大学ケリーウィルソンが監修した「もし理想の自分だったら?」を考えるものである。
自分の価値観、人生哲学を知ることができる。
家族 |
結婚/恋愛 |
子育て |
友人/対人関係 |
キャリア/仕事 |
自己成長 |
余暇/レジャー |
スピリチュアリティ |
コミュニティ/社会生活 |
健康 |
環境 |
芸術 |
- 上記項目に関して理想状態を定義する。
- その重要度と現在の状況が一致してるか?という一致度を10点満点で評価する。
- その結果、自身が重要とする価値観と、現在何が出来ていないか?を知ることができる。
y.PPA
PPAとは、ケンブリッジ大学のブライアン・リトルが考案した自己分析メソッド「パーソナルプロジェクト分析」である
重要性 |
簡単さ |
透明性 |
管理性 |
責任 |
時間適正 |
成功率 |
自己同一性 |
他者からの重要性 |
進捗状況 |
やりがい度 |
没頭度 |
支持レベル |
上記項目に関してプロジェクトごとに10点満点で評価する
高いものが自分にとって重要なタスクである
補足すると
簡単さ:そのプロジェクトに取り掛かる敷居の低さ
透明性:友人、家族がそのプロジェクトの内容や進捗を確認できるか、理解できるか
時間適正:それをやるだけの十分な時間があるか
支持レベル:そのプロジェクトを達成するためのサポートを得られるかどうか
という意味である。
過去の部活やサークル活動、バイトなどの活動を評価して自分が何に価値を感じていたか知ることができる。
また現在、行っている仕事に関しても同様に重要性を知ることができる。
Z.モチベーショングラフを書く(自分史を書く)
自身の幼稚園時代から今に至るまでの歴史をまとめる。
その当時、考えていたこと、感情、関わっていた人も明記する。
これにより自身が何をやっている時、どんな状況のとき幸せを感じたり怒りを感じたりすることができる。
③周りの人からの評価を集める
3つ目に周りの人に自身のポジティヴな点、ネガティヴな点を聞く。
これを小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代、バイト先などの関係者から集めることによって
それぞれの環境ごとに露出される自己を探ることができる。
まとめ
いかがだっただろうか。自己評価を定量的、定性的、そしてそこに他者評価を取り込めば、自分自身の本当の姿を理解する助けになるかもしれない。